出願戦略にみる、意匠(デザイン)の持つ両側面

2015年06月16日 スタッフブログ 最新情報

みなさま、こんにちは。
横浜 の特許事務所 IPWIN の弁理士、保屋野でございます。

知的財産権制度の発展等に貢献した個人及び企業等を表彰することで、毎年注目されている「知財功労賞」。

今年の「意匠活用」部門の受賞企業は「サントリーホールディングス」さんですが、
「意匠」についての捉え方が興味深いと感じました。

技術を保護する特許
ブランドを保護する商標

この両側面を持っているのが「意匠」だというのです。

サントリー

その出願戦略は3つ。

①ブランド資産となりうる特徴的なパッケージデザインを出願
②物品の技術的・機能的な設計の形状部分を捉えて出願
③独創的な販促ツールアイデアを出願

です。

こうしてみると、確かに意匠は、新しいデザインの保護という独自の効果を持ちながら、
特許や商標を補完する役割も果たし得るのですね。

飲食料品の事業は、模倣品によって健康被害が伴い得ますから、
知財でしっかり固めて、万全の体制を整える必要があるとのことです。

技術面も、ブランド面も、もちろんデザイン面でも、
意匠を最大限に活用することが、
事業を中長期的に支えていくことになるのでしょうね。

出典:平成27年度「知財功労賞」について(知的財産権制度活用優良企業等)


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