4月18日は〇〇の日

2016年04月19日 スタッフブログ 最新情報

みなさま、こんにちは。
横浜 の特許事務所 IPWIN の弁理士、保屋野でございます。

昨日、4月18日はなんの日だったか、ご存知でしょうか?

実は、現在の特許法の前身である「専売特許条例」が公布された日です。
1885年(明治18年)ですから、日本の特許制度は131年の歴史があるのです。
(明治22年公布の大日本帝国憲法よりも前なのです)
それで、今では「発明の日」と呼んでいます。

ちなみに、商標法の前身である「商標条例」は、その前年の1884年(明治17年)の公布ですから、
商標制度の方が特許制度よりも1年先輩なのですね。
(それより前の1871年(明治4年)には「専売略規則」という特許の法律が公布されましたが、
運用上の問題や特許不要論等で施行されませんでした

では、初代の特許庁長官を務めたのは?

正解は「高橋是清」さんです。
元総理大臣ですが、大蔵大臣としての評価が高く、
世界恐慌から、金本位制の離脱や日銀による国債引受を実現し、
世界最速でデフレ脱却させたことは有名ですね。
(アベノミクスのモデルにもなっています。)

高橋是清

特許制度がなかった時代の悲劇的(?)なエピソードとして、
臥雲 辰致(がうん たつむね(たっち))さんについて触れないわけにはいきません。
1877年(明治10年)に第1回内国勧業博覧会が開催され、
辰致が出品した「和式綿紡機(ガラ紡)」は、
西洋の紡績に比べ低コストで設置できるとして、高い評価を受けることになります。

臥雲辰致
しかし、当時の日本に特許制度がなかったばかりに、
模倣品がたくさん現れたのです。辰致も模倣品の存在を意に介しませんでした
結局、資金不足に陥り、発明活動もままならなくなり、
挙句の果てに明日のお米を買うお金もなくなってしまった、というトホホな話です。

しかしそのおかげもあって、日本では綿業が栄えるようになり、
ガラ紡糸は洋式機械紡糸に代わっていく一方、
輸入総額の36%も占めていた綿糸布は、
1897年には輸出が上回るようになり、近代日本は軽工業立国を実現したのです。

このような背景もあり、発明に対する関心が高まり、
特許制度導入に拍車がかかったのかもしれません。
かわいそうな辰致さん…ですが、
晩年には別の発明でしっかり特許を取り、
豊かに暮らしたとのこと。

めでたしめでたし(?)

https://www.jpo.go.jp/torikumi/hiroba/hatsumei.htm


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