計画停電

2012年07月11日 代表コラム

計画停電は、東電により昨年3月14日から3月28日まで実施された。当初はJRなどの鉄道まで止まってしまい、なにが計画停電だ、無計画停電ではないの、などと揶揄された。正しくは、輪番による強制停電というところか。

計画停電が実施されたのは1年と少し前であるのにずいぶんと昔のように思える。東日本大震災や福島第一原発のニュースが衝撃的で脳裏に残っているためだろうか。

思い出してみると、やはりかなり大変であった。我が家は、計画停電の実施地域にあり、夜の食事をロウソクの元でいただいたりした。また、付近の道路では信号まで消え、事故が起こるのではないかとひやひやしたものである。

一方、計画停電の対象区域に無いところもある。ウィンテックのある東京23区内では実施されなかった。結局は、計画停電とは地方だけ停電させて犠牲を強いい、電力需要者の多い地域を停電から守ったということなのではないか。

私としては家庭を犠牲にして仕事をとったようなものである。いずれにしても東電のご都合主義で実施されたわけであり、いまでも腹立たしい。

計画停電はほんとうに必要だったのであろうか。昨年の夏は電力使用制限令が発動され、かなりの省電力がなされた。停電なんかやらずにそれこそ計画節電ですんだのではないか。しかもピークの電力使用が問題であり、午後2時前後のみ計画節電を実施すればいいのではないか。

本年は、万一の場合であるが、関西電力で実施する可能性がある。大飯原発が再稼動されたので、たぶん無いと思われる。しかし、大飯原発再稼動の議論の中で「再稼動に同意しないと計画停電を実施するぞ」と関西電力は脅して知事などの同意を得た。なんとも汚いやり方である。計画停電の代わりに計画節電でやればあまり問題は起きない。例えば工場の稼動時間帯を変えればいいだけである。大飯原発再稼動が決まったら電力使用制限令も発令されず、自発的に節電してくださいとのことである。

ほんとうは15%もの電力不足は無いのではないか。大飯原発の一基が再稼動しただけでそんなに電力事情が変わるのか。電力会社、経産省、政府関係者などの姑息な対応が垣間見られた次第である。


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