商標は“価値への入口”

2015年07月21日 よく分かる解説 スタッフブログ 最新情報

みなさま、こんにちは。
横浜 の特許事務所 IPWIN の弁理士、保屋野でございます。

先日、「商標って何?」「なぜ商標登録をする必要があるの?」と、
知り合いから聞かれたので、ブログにも記録しておこうと思います。

多くの企業は、“いい商品(サービス)”をつくるため、日々並々ならぬ企業努力を積み重ねています。
“いい商品(サービス)”が与える価値が、それを必要としている顧客に届き、正当な対価を受け取り、
対価の一部を投資に回して、さらに“いい商品(サービス)”がつくられる…という好循環が生まれます。
マクロでみると、この好循環が日本経済を潤し、産業の発展に貢献していくのですね。
そのためには、“いい商品(サービス)”の価値が正しく伝わる必要があります。
その“価値への入口”となるのが「商標」です。

商品やサービス、あるいは企業そのものには、他社のものと区別するための「商標」が付されています。
例えば、「iPhone」「iPad」「MacBook」「Apple Watch」といった商品を表す商標、
「iTunes Store」「Apple Music」といったサービスを表す商標、
「Apple」や「りんごのロゴマーク」という企業を表す商標等です。

これらの商標を目にする時、顧客はその企業、商品、サービスから得られる価値を期待しています。
そして実際にその商品・サービスを購入し、期待通り(またはそれ以上)の価値が得られると、
その価値の体験を「商標」にリンクさせて記憶します。

「この間BBQで飲んだAビールは肉との相性抜群だったな」
「結婚記念日に泊まったB旅館、最高のおもてなしだったな」
「C会社の製品はいつもワクワクさせてくれるな」etc.

<よく知っている商標>
商標とリンクした価値体験の記憶

<知らなかった商標>
商標とリンクした価値体験の記憶2

その記憶を手掛かりに、リピート購入したり、家族や友達等に口コミしたりします。
宣伝広告をすれば、商標の認知度が上がり、より多くの人の記憶に刻まれます。
こうして評判が上がっていくと、
「あの商標がついた商品・サービスだから信用できる期待した価値を得られる
という理由で顧客が集まり、少ない営業努力で売れるようになります。
こうしてブランドが形成されていくのですね。

しかし、商標を登録しないとどうなるでしょうか?
そのリスクについて、次回のブログで説明いたします。


<<前のページに戻る

このページのTOPへ